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コミュニケーション能力をつける

同じ内容の文章であっても、その表現の仕方によって読者に与える印象は大きく変化します。文章のレイアウトをビジネスマンとして地位向上を図っていくためには、コミュニケーション能力は欠かせない能力のひとつです。

お得意様と常に対話し、初対面の人にも自社商品を説明し販売しなければならない営業職、部下との綿密なコミュニケーションが欠かせない管理職はもちろん、一人で仕事に集中する技術系の専門職の人であっても、顧客のニーズや顧客も気づいていいない潜在的なニーズを把握するためのコミュニケーション能力を求められる時代になっています。

コミュニケーション能力をつけるためのメソッドは多くの場で語られ、また社内研修などでも様々な手法が用いられていますが、コミュニケーション能力の根幹になるのは実は話す能力ではなく、相手の話を聞きだす、あるいは引き出すための聞く能力です。

コミュニケーション能力があると考えられる人がコミュニケーションのために費やす時間の割合は、聞くことが45%程度、話すことが30%程度、読み書きが25%程度といわれています。

一般に話し下手の人はコミュニケーション能力に欠けると思われがちですが、実際には、話下手の方より聞き下手の方に問題があるといえるのです。

例えば、立て板に水のように自社商品の説明ができる人よりも、朴訥と話す人のほうが営業成績が良いという例はよくあります。

これにはいろいろな原因があると考えられますが、その大きな要因は、話下手の人が知らず知らずのうちに相手によく話させることによって、お客様のニーズや抱えている問題点を把握していることにあると考えられます。

そしてその問題点やニーズに的確に対応することによって、相手に信頼感を与え、商品の持つ、お客様のニーズを満たす特長を強く印象づけることができるのです。

聞くことは、一見、誰にでもできることのように感じがちです。

聞くことは受動的で、何もしなくても相手の声を聞くことができるからです。

しかし聞くことは実は意識的に行わなければ、話し手の意図を聞き取ることはできないのです。

そして聞き取れてこそ、自分が話す内容が生きてくるのです。

聞く能力をつけるために、まずは相手の話をじっと聞き、適切に相槌を打ち、相手がより話をしてくれるような話の仕方を心がけてみましょう。