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発想力の原点

現在のビジネスでは、定型化した作業をきちんとこなすことももちろん大事ですが、豊かな発想力や企画力を持って、他社にはない大胆な商品開発や、様々な営業提案をすることが必要になっています。

特に発想力は多くのビジネスマンが自分のものにすることを止まない能力のひとつでしょう。

会議がブレインストーミングに変わると、何となく苦手意識を持つ人は案外多いのではないでしょうか。

特にある程度、仕事上の経験を積むと、回りからどう見られるかが先に気になって、発想しても口に出せないことが重なり、そうしているうちに発想自体も乏しくなる、そんな悪循環に陥る人も多いのです。

発想力は、日頃の意識によって十分に磨くことのできる能力のひとつです。

しかし発想力を磨くためには、いくつかのポイントがあります。

何かを発想しようと、ひたすらに考え込んでも良い発想は残念ながら生まれてこないのです。

自分は3日も考え続けているのに、同僚はたったの10分でよい発想を生んだ、そんな場に遭遇して落ち込んだ経験のある人もいるかもしれません。

しかし、他の問題なら、あなたと同僚の立場は逆転していたかもしれません。

それは発想が無から生まれるものではないからなのです。

発想力の原点にあるものは知識です。

よく、知識より知恵を大事にしなさい、といわれますが、これは知識が必要ないという意味ではありません。

人間の脳は何もない状態では考えることはできないのです。

まず自分に必要だと思われる豊富な知識を身につけましょう。

現在ほど、知識が身近にある時代はありません。

単にある知識を得たいというだけなら、誰でもインターネットで知識を得ることが可能です。

小学生の子供でも自動車の最新型エンジンの仕組みを知識として持つことができるでしょう。

一方で必要のない知識にかかわりあうことは時間の無駄です。

自分に必要のない知識には触れずにおくようにしなければなりません。

その見分け方としてはまず自分の仕事に関連するものについては優先順位を上げておきます。

そして必要かもしれない、と思えるものはばっさりと捨てて触れずにおきましょう。

もしその知識があなたにとって大事なものであるなら、必ず何らかの形でまたあなたの前に現れます。

そして第二に自分の関心領域については時間の許す限り本を読むなどして、知識を蓄えましょう。

それは仕事に関係ないことでかまいません。

そのことがあなたの発想に厚みをもたらすことになります。

これだけで知識を得るための活動に使える時間はいっぱいになるでしょう。

それでかまいません。

もっと知識を得なければとあせる必要はありません。

次にお話しするように知識は組み合わせることで発想を生むからです。