チームワークをつくる
ビジネスは、個人の力を結集することで成立します。
有能な上司とは、この個人の力を結集することで、1+1を3に、2+2を5にも、6にも変えることのできる人といえるでしょう。
現在でも多くの企業が、係、課、部というようにピラミッド型の構成をとっています。
企業によっては、フラット型の構成をとっているところも出てきていますが、まだまだ少数派といえるでしょう。
このように係や課といったようにひとつのグループが形作られるとき、重要なことがチームワークです。
営業に個人ノルマが課されているような企業の場合、営業は互いに競争する、上司はひとりひとりに発破をかけるといった企業活動に陥りがちですが、この手法には限界があります。
個の力を一人づつ足していく手法では、営業成績をより伸ばすためには、必ずいつか人数を増やすこと以外に方法がなくなってしまいます。
そうではなく、その係や課の全員が共通認識を持って、課題解決に挑み、時には営業手法を変えることによって全体の営業成績を伸ばす、そうした観点に立つとき、チームワークが必要になるのです。
先に1+1を3にするのが有能な上司と述べました。
これには、個人の力を伸ばして、それまでの1を1.5に育てるという意味と、1が1.5になるような仕事の手法を手に入れるという二つの意味があります。
後者の手法を具体化する上で不可欠なのがチームワークなのです。
チームワークを生み出すためには、チームの全員のなかに信頼関係と、共通の目的意識がなければなりません。
スポーツの世界では、チームワークのあるなしが勝利を左右するとよく言われます。
これはチームの全員が大会で勝利するという共通認識を持っていることと同時に、基本的にチームを構成する選手個々人が自らそのスポーツに取り組もうとする意思を持っているということを前提として、互いの共通利益のために互いが協力するという意識があるということを意味しています。
ビジネスに置き換えると、社員が無理に働かされたり、上司の言うことをそのまま実行しているのではなく、(つまりlabor=気のすすまない労働ではなく、work=自ら働くということです)、自ら働くこと、目標を達成することに意義を見出す集団が、チーム全体の成績向上のために自らの労力を使うということです。
優れたリーダーはチームをこのような集団にするのです。
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