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文章力をつける

ビジネスマンにとって、文章力は大きな意味を持っています。

文章をもっと上手に書きたいという切実な思いを持っている人は多いことでしょう。

なぜなら、文章力は、その人の能力の全体の印象を人に与える効果があるからです。

実際、文章を書くことは、事務的能力の集大成ともいえる能力です。

そのため、文書の上手な人は、実際にどうかは別として、仕事ができる印象を人に与えるのです。

そして、また実際、文章力を鍛えている人には仕事ができる人も多いのです。

それでは文章力を鍛えるためにはどうすればよいのでしょうか。

まずひたすら書くことも大事なのですが、時間も限られていることですから、できるだけ効率的に行わなければなりません。

通勤の途中で文章力を鍛えるのに、最も効果的なのは実は読書です。

読書するときに少し意識を変えて、文体を意識して読むようにします。

そうするとビジネス書と小説の文体の違いはもちろん、同じビジネス書でも想定している読者によって文体が変わることや、翻訳書の場合には、独特の言い回しが使われていることなど様々なことに気づきます。

こうした経験を多くすることによって、あなたの書く文章の文体の引き出しがたくさんできるのです。

一方、いくら読書をしても、それだけでは文章はうまくなりません。

いうなれば読書は知識を増やすことと同じです。

知識がたくさんあるからといって、話すのが上手とは限りません。

しかし、知識が豊富でなければ人に面白い話はできないのです。

読書を続けながら次に書くことをトレーニングします。

そのためには、まず自分が好きだと思う文章や作者の文章を筆写することからはじめてみましょう。

筆写することによって、その文章がいかに計算されて書かれたものかがわかります。

逆に、呼んでいるときから、もうひとつ心に響かない文章は筆写すると欠点がより露になるものです。

巨匠といわれる作家やエッセーの名手といわれる文筆家の文章を筆写すると、たった1行の文章にも考え抜かれた工夫があることがわかります。

逆にそれを読み取れるようにならないと、自分に文章力をつけることも難しいのです。

読書、筆写と続けたら、次に要約に挑戦してみましょう。

手ごろなエッセーを選んで、その要約をまずは2,000字くらいで書いてみましょう。

次にその要約をさらに1,000字くらいに要約します。

さらにそれを400字に要約し、最後にそれを200字にします。

最初の要約の10分の1程度の文章量です。

さて、あなたが最初に書いた2,000字の要約の中の作者が最も伝えたかった部分は、過不足なく、最後の200字のなかに含まれているでしょうか。

このトレーニングを続けると、いつのまにかどんな長い文章も思い通りの長さの文章に要約することができるようになります。